Days(動物介在)プログラム 
2019/06/20 Thu. 16:20 [edit]

さぁ、出発!!

なにが出来るかな?
ちゃんと出来るかな?
保護して1ヶ月にならないドナちゃんは、交代要員として参加。

犬たちも、私たちもドキドキの心抱えながら向かった先は少年院です。

一昨年奈良少年刑務所が廃庁され、指定文化財となった歴史的な建物が記憶に新しいのですが
奈良にはもう一つ「奈良少年院」があります。
HPより奈良少年院は奈良県奈良市にあり、初等・中等・特別少年院が併設されています。
主に、近畿地方の家庭裁判所から少年院送致の決定を受けた少年を収容します。
長期処遇専門のため、収容者は年長少年や再入院の少年などの比較的不良傾向の進んだ少年が多いです。
少年院の方から先日のほごいぬミーティングat県庁へ出向いて下さって
「動物介在教育」についてご相談を頂きました。
かねてより、アメリカの刑務所 プリズンドッグプログラムから
島根あさひ社会復帰促進センターの盲導犬パピーウォーカーや
八街少年院のGMaCの取り組みに興味があって
でも、そういうことが出来るのは大きな組織かなぁと心の端っこに
追いやっていたことでした。
願ってもないお申し出に、戸惑いもありながら
でも、やってみたい! その思いに背中を押されて

こんなプログラムが出来ました。
「Days」プログラム
Dog's smileの中に若者が居ます。
なんて素敵なネーミング💕
少年院の教官が考えて下さいました。


プログラムを作るに当たって、たくさんの方々がかかわって下さったようで
私たちは、出来上がったプログラムにDog's smileのするべきことを
肉付けしただけという、ありがたい状況でした。

2日間、一番頑張ったのは保護犬たち。
はちべは、イヤなことは頑なに拒否するので
二日目にボイコットされないかなぁと心配しましたが
車にも素直に乗り、降りてからも「またココか?!」みたいな
だまし討ちされた感も持ち出さず(笑)すんなりと教室へ入ってくれました。
もちろん、中での写真はありません。
少年院の方では記録されてましたが、犬たちは動じず。
まぁ、はちべはNHKさんもならTVさんもテレビ出演経験ありですが(笑)
授業で伝えたいこと、やりたいこと、やってもらいたいことなど
ボラさんたちと一緒に考えました。
そして
ぶっつけ本番。
保護犬たちは、今預かりボランティアの家庭内で犬生のやり直しをしています。
社会化から必要なコも居ます。
少年たちも何をしてここに居るのかはわかりませんが
やり直しの最中です。
彼らと彼らが触れ合うことは、何か通じるものがあるのではないかと思っています。
「可哀想」じゃないんだよ。
「今を生きている」んだよ。
そんなことを話させてもらいましたが、人は皆そうなんだって事
過去は、過去。 過ぎたことでしかない。
しがみつくことでもないこと。
今から~これから~ってのが重要なんだよって伝わってるといいなぁと思います。

少年院は「見学」も出来ますし、一般に向けて
地域貢献セミナーも開催されています。

専門家でもない、知識があるわけではない
ボランティア団体の参加、少年院さんの方もドキドキだったに違いない(笑)
犬たちにも負担のないようにマットなどをご準備下さって
温かく迎えて下さり、好きなようにやらせて下さいました。
そして、少年たちと二日間の関わり合い。
話を聞いてくれる真剣な表情、話したことを一生懸命実践してくれる姿
犬と触れ合うととってもいい笑顔を見せてくれたり
指導や教育には素人な私たちに、とってもいい時間をもらいました。
ボラさんたちも、その日その日に早々に感想を送ってくれるほどに興奮(笑)
それぞれが、この経験をただのボランティアではなく貴重な経験として
報告してくれて、ワタシも有意義な活動が出来たことを嬉しく思っています。

最初の画像、Dog's smileと犬たちの木工作品は
授業が急遽決まったにもかかわらず、少年が気持ちを込めて作ってくれた作品です。
最後の最後に、少年から受け取らせて頂きました。
出来たらいいなぁと思っていたことを出来たこと
もしかして、”夢”を叶えてしまった?! の経験が出来たこと
奈良少年院の職員さま、多大なご尽力を頂いたM教官
そして少年たち、保護犬たち、ボランティアさんに
心から感謝いたします。
オマケ:




打ち上げ? 反省会? 小腹満たし? に
すぐ近くの カフェすまいるさん に、どどっと移動(笑)
特別室にて、犬たちは心地よい疲れで妙に大人しくリラックス。
そして私たちは、食べたり飲んだりもそこそこにいい経験を
色々意見交換会で納めたのでした。
第1回の表題
今後は、もっと充実させて
長く続けられたらいいなぁと思っています。
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category: 動物介在活動
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