廃業ブリーダーレスキュー報告

2016/12/26 Mon. 17:43 [edit]

奈良県の山の上から、夕方の盆地を見る。

盆地に下りたら、夕焼けがキレイだった土曜日。
Facebookでは、先に報告しましたが
レスキューに行って来ました。

保護犬たちが本当の家族に見つけてもらえるように
ランキング参加しています。

ポチッとご協力お願いします。

「廃業予定の繁殖場があります」
秋のある日、県の方から相談をいただきました。

保健所の再三の指導を経て廃業に持ち込めそうなものの
ボランティアを拒絶されていると言うことで
愛護センターが引き受ける事になりました。
保健所、県、愛護センター、随分と検討して下さいました。
そのご尽力で、Dog's smileが委託譲渡を受け
引き出せることになりました。

センターで引き取り、個体管理し、リスト化して
血液検査などもご協力下さいました。
Dog's smileの保護時のメディカルチェックの聞き取りをして
出来る限りの協力が出来たらとまで言ってもらいました。
大変な保護のはずが、不謹慎かもしれませんが
この関係性を作って下さった行政に感動してしまいました。
感謝して、精進しなければと気を引き締めます。

しかしながら、Dog's smileはシェルター保護ではないので
一気に引き出すことは不可能です。
全てDog's smileに一任して下さると言うことで
他団体さんに声がけをさせてもらえることになりました。
Dog's smileが引き出し
Dog's smileと団体譲渡の契約書を交わしてもらいました。

繁殖場出身となると、シニアのコらが多いです。

ワタシが声がけをさせてもらったのは、２団体、１個人。
そこから、どんどん繋げて下さって
今回は、８つの個人、団体さんにご協力頂き
４４頭保護出来る事になりました。

Ley-Line　さま
はぴねすDOG　さま
ぼくらはみんな生きている　さま
ひだまりとひるねの会　さま
神戸セラピードッグ協会　さま
クズル母さん
かあたん。　さま
Iさま

コチラの都合を全て飲んで「どんなコでも大丈夫です」と
引き受けて下さった各個人、団体さまに
心から感謝いたします。

ありがとうございました。

そしてみんな、奈良県の山奥だというのに
県愛護センターに引き受けに来てくれました(T-T)

どんどん積み込まれていくコら。
このコらは、暖かいクリスマスを迎えることが出来ました。
初めての暖かい場所かもしれません…

でも、まだまだ残っています。

今回のレスキューでは、シニアのみならず
３か月未満のコらも居ます。

既に商売としては成り立って居らず
管理不行き届きの結果の命たちです。

このコらは、流通に乗れないmix犬たちです。
何度も指導し、廃業に持ち込めなければ
飼い殺しにされてしまったかもしれない命です。

法改正が本当に必要です。

８週齢規制と合わせて

動物取扱業者が犬猫を飼育する際に入れるケージなどの大きさを具体的に定める規制
繁殖現場などで従業員１人あたりの飼育上限数を定める基準
繁殖用めす犬やめす猫の繁殖回数の制限

ココまですれば、狭いスペースに閉じ込める繁殖場は
規制できるはずです。

保護出来なくても、預かりが出来なくても
ボランティアが出来なくても、訴えることは可能です。
法改正のために声を上げることは出来ます。