ふわり 手術終了

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診察室の奥から看護士さんに抱かれてやってきたふわりんは
ウインナーのような、ボンレスハムのような姿でした。

全身ネットに包まれているのは、切除部位が広域だからです。
右の乳腺を大小２箇所、左わきの下、と３箇所ですが、ネットの下は
ほとんど全面ガーゼをテーピングされています。
痛々しいです。


実は、今月に入って手術の予約をしたものの
「レントゲンを撮って、肺に転移しているようなら手術はしません」と言われていました。
するしないではなく、出来ないかもしれない。
既に願いははじまっていました。
前日夜から絶食をして、朝イチで病院に行き、午前診が終わって始まる手術。
先生に「術後に電話を入れます」と言われていたのですが
午後1時電話が鳴りだした。


早い、電話が早すぎる・・・
出来なかったのか・・・
高鳴る心臓、ばくばく・・・


ナンバーディスプレーを見たら、大阪の市外局番。　ほっ・・・



夕方４時に「問題なく手術は終わりました」と電話を頂きました。

そんなわけで、当日夕方まで祈る事になり
次の日に迎えに行くまで安心も出来ず
早めにBlogに書くことは出来なかったわけです。

年内に、不要なものは取り除いてもらおうと決心したけれど
一番辛いのはふわり。
実は手術も、色々と悩みました。
いろんなところにゴロゴロとぶどうのように固まった腫瘍。
もしかしたら、もう歳かもしれない・・・
手術していきなり弱ってしまうような事があったら・・・
でも、時々腫瘍にかぶりついている姿を見ると、決心つきました。
要らないよね。　邪魔だよね。





トイレを失敗するようになりました。
ストレスあったよね・・・

昨日は夜鳴きがあって、私がリビングに寝ることにしましたが
ケージの中の方が安心なのに、結局私にくっついてソファーで寝ることに


今朝は、抱き上げるととんでもない声で鳴きます。
昨日は、全然大丈夫だったのに。
痛いのだよね？
腹部全面、わきも持てないので、抱き上げるのに気を遣います。


今日は、ずっと横になっていました。
横になっていても、時々きゅーんと鳴きます。





でも、救われる事がひとつ！

食欲はあります。
おやつの鳴門金時の焼き芋。
みんなをエリカラでやっつけて強奪します（笑）
小さいふわりん、最強の武器を身につけましたね







小さな細い体で、よく頑張ったふわり。
無事に終わった手術だから、後はゆっくりと治していこうね。

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Alex通信

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「コレ、ボクのボール。　最初はぴーぴー音がしたけど
何でだろ？　今はすーすーって鳴るんだよ」







うりゃ、うりゃ。

　
　
　


「あれ？　あっちに行ったよ」





「もう飽きたな。　眠くなってきたぞ。　むにゃむにゃ・・・」











でもやっぱり目が離せない？　ボクのボールだもんね、アレックス。





お散歩で、たくさんのお友達が出来ました。
そして、何より面白いのが、そのコらの飼い主さんが「アレックス！」と嬉しそうに
呼んでくださいます。

「アレックスは、賢いものねぇ」とか

「アレックスは優しい顔だね」とか

「大人しくて、女の子みたいよねぇ」と言われます。

小さいコを飼ってらっしゃる飼い主さんも
「大きなコは穏やかでいいわねぇ」と、ほお擦りしてくれます。
うれしいね、アレックス。
お散歩で、誰かに会うのが楽しいよね。
アレックスがいい子にしてるからだよ。



でも･･･


保護犬なんですけどね。
最初は熊ゴローだったんですけどね。
お散歩大変だったんですけどね。

ワタシも忘れるくらいだから、みんなも覚えてないか（笑）

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忘れないよ

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カードの言葉。



「ずっと忘れないよ」



楓さんが引き寄せた優しい人たち。
優しい言葉。











これまでの犬生は、シアワセなものじゃなかったかもしれないけれど
楓さんの居た時間はとっても短いけれど
側に居た私たちだけではなく
心に刻んでくださった人たちが居る。


こんなシアワセの切符を持った楓さんの旅立ち。
頑張った楓さんへのご褒美ですね。






名も無く、送ってくれる人もなく、つらく淋しい思いで旅立って行くコらが
少しでもなくなるように頑張るから。
楓さんの教えてくれた事、ちゃんと今後に活かしていくから。
見守っていてね。




「お疲れ様でした」「楓さんは温かいところで見守られてシアワセでしたよ」と、
昨日・今日と労いのメールを何通か頂きました。
楓さんのご支援・応援だけでなく、私たちにまでお気遣いいただいて恐縮しています。
ありがとうございました。

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ぽっかりと空いた

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楓さんのため・保護犬のためと物資を下さった。
「楓さんには間に合わなかったけど、この先に必要かもしれないでしょ」と。
ありがとうございます。



「明日２時くらいに行ってもいいかしら？
　楓さん調子悪そうやからすぐにおいとまするわ」とメールがあったのが
楓さんの亡くなった３０分後。
結局、私を励ますために来てくれたようなものだ。

友人も保護・啓蒙を精力的にこなし、そのために働いていたりする。
志の大きい、体の小さい彼女。
あっさり、さっぱり、きっぱりと、色んな不安や疑問や悩みをを払拭してくれる（笑）
分野は違っても、協力、アドバイスしてくれる力強い存在。

時間があると、何かしら考えてしまいそうな状態の私に、いい時間をくれた。
お陰で、かなり元気だよ。　ありがとう。
　

ほんの少ししか居なかった楓さんだけど
１日のうちに楓さんに向かった時間が、ぽっかりと空いてしまいました。
何度も呼吸を確かめるために見る方向。
目にする、底上げしたサークルの中に飾ったいろいろなものや花に

あぁ居ないんだった・・・



今日は、まだそんな感じで空気が抜けてますが
ふわりんの腫瘍の事や、きなちゃん・アレックスの不妊手術やら
やらなきゃいけないことは、まだまだあるものね。

前進、前進。



　
mixi※・電話・メール、労いの言葉、励ましの言葉の数々・・・

本当に
　





ありがとうございます。

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ご報告

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夕方、２回の散歩を終えて「楓さ～ん」といつも通りに呼びかけ
触ってみても反応がありませんでした。


いつもの様子とまったく変わったところが無く
体勢や表情が変わることもなく、何も変わらない眺め･･･

でも、鼓動がなくなっていました。

楓さん、よく頑張ったね・・・



息子がリビングに居たのですが、何の変化もなかったようなので
苦しむ事も無く静かに逝ったのだと思います。




昨日は、朝からサークルの底上げをして
椅子に座っていても様子が見えるような高さにしてベッドにしました。
お風呂マットのクッション、ぷちぷちで柵をぐるりと保護して
頂いたアイデアを取り入れて楓さん仕様。



快適になった楓さん。　お世話もし易くなりました。


その日のお昼に、リアルになったNet友さんから
「出遅れましたが、私も何か力にならせてくださいな～ 」と
送ってくれた支援品に、ミルクが入っていました。
又ひとつ、力になるものが来たぁ～と楓さんに話していたのに。
カード、かわいいね。って話していたのに・・・。



折角の気持ちを使えなかったよ、ごめんなさい。




前日の点滴の際、院長から

「老衰・痴呆の症状が出ているので、もう改善される事は無いでしょう。
私たちが出来る事は、脱水症状を補う点滴をしてあげて
少しでも苦しまずに、安らかに逝かせてやることです」　と
お聞きしていました。
はっきりとした言葉を聞いていたので、ありがたかったです。


少しでも永く･･･そう思うことも、私たちの希望であって
楓さんの生きようという力に任せようと思っていました。

楓さんが「もういいよ」と言ったのだと思いたいです。




食べられなかったフードも、おやつも、もう食べられるようになったね。
頂いた牛乳やらミルクやらおやつやら手紙やらカードやら、いっぱい回りに並べました。
ありがたいね、楓さんのために送ってくれたものだよ。
しっかり食べるんだよ。





頂いた数々のもの、少しずつ持たせました。
とっても、優しいお顔です。


どこで、どんな風に生きてきたのかわからないけれど
警察を経て、我が家に来て、色んな方に応援してもらって
会いに来てくれた方も居て、とっても嬉しかったね。
苦しまずに逝けたのは、楓さんの生き様だね。
ホントによく頑張ってくれました。
短い時間だったけど、楓さんの介護は色んなことを勉強させてもらいました。

ありがとうね、楓さん。




最後になりましたが、ご支援いただいた皆様、応援してくださった皆様
本当にありがとうございました。
楓さんが、苦しまずに逝けたのは皆様の祈りのお陰だと思います。
ありがとうございました。


ご支援いただきました物資は、今度の保護犬のために保管させていただきます。
本当にありがとうございました。

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楓通信２

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昨日も点滴に行って来ました。

動物病院では、色んなわんこが待合でご挨拶していたり
飼い主の横で、お座りしていたり。
飛び掛るコも居れば、ウロウロご挨拶して回るコ、来るコに吠えるコ
色んなリアクションがあって、性格もそれぞれ。
自然と笑顔で、談笑になります。
自分のうちのわんこのお話は、みなさんとっても愛情に溢れています。


私たちは、車の中で楓さんを寝かせて待合で順番を待ちます。
名前を呼ばれて、迎えに行って連れて戻ると
皆さん、とっても申し訳なさそうな顔をされるんです^^;
反対に、コチラも気を使わせてしまうと思うので
待合で意識のないコを抱いて待つことは出来なかったりします。


待合で、飼い主の愛情をいっぱい貰っている犬達を見ることは
私の楽しみの一つです。
それぞれの方が、そのコらの性格を色々教えてくださいます。
ダメなところを話しながら嘆いていても、そこにいっぱいの愛情を感じます。
少し調子が悪くても動き回っている事、腕の中で抱かれている事
とってもありがたいことなんだと感じます。


愛犬たちを、私たちはいつか送らなくてはいけません。
楓さんは、飼い主と病院にくることがあったのかな？
どんな事情があったのかはわからないけれど、
私たちが側に居るからね。

そう納得させるしかありません。













昨日も、お気持ちが届きました。

ありがとうございます。




犬の牛乳に「なるほど！この手もあったかッ」と、ひとり言。
早速楓さんに与えてみます。
楓さんだけでなく、他のコらにもおやつを頂きました。
温かい気遣いありがとうございます。


遠方から荷物を送ってくださったｓさん。
今までにも保護活動に色々ご支援されていたようです。
お電話頂いてお話できた事、感謝いたします。
私たちは、まだスタートラインに立ったばかりの個人活動ですが
こうやって支援していただける事、本当にありがたく思っています。
お気持ちを無駄にしないように、身の丈にあった活動をしていきたいと思います。
今後も、見守っていたければ幸いです。　
　

　




そして、午後にも遠方から荷物が届きました。


　
わんこやハムスターやめだかを飼っていらっしゃるTさん。
楓さんに、コーギーちゃんのベストを譲ってくださいました。

「汚れたら心置きなく捨てちゃってください」と
お手紙に書いてありましたが、すべてキレイにお洗濯されていい匂いがしました。
そして、シートの足しにと、現金が入っていました。
ありがとうございます。

お手紙、うれしいです。
メールの文字とは、又違った親近感を感じます。
手紙を書いてくださる時間も支援してくださる気持ちだと感じました。


ありがたいね･･･と楓さんに報告。



何よりも、皆さんが楓さんやほかのコの事を考えながら
荷造りしてくれてるんだって考えたら、気持ちも時間も物資も・・・
たくさんのものが詰まった箱なんだと、ありがたくて泣けてきます。


本当にありがとうございます。
　
　
　
　

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