取り合えず、スタンバって居るAlexやふわちゃんの
散歩を済ませる時間を下さいとお願いして
丁度在宅した息子と共に警察に向かう。
保護されたばかりのダックスとチワックス。
３頭で他所の庭に入っているところを、１頭は逃げて保護されたのが２頭。
１頭だけ残されて心細いだろうなぁと気になった。
そのコも保護されて欲しいと願う。
ダックスは大喜びで、チワックスはぶるぶる。
クレートの端っこで固まっている。
どうもダックスが妊娠しているっぽいので、
週末に無人のまま産まれる様な事があっては・・・と懸念があったらしく。
確かに、かなりぽってりとしてるし、動きも緩慢。
チワックス、未去勢♂。
保護して車に載せると、今までぶるぶるだったチワックスは
「楽しいなぁーどこ行く？」みたいにちょこんとセカンドシートから前を覗く。
なんとも人慣れしたわんこです。
その足で病院に向かい、いつもの検査と
ダックスはエコーで妊娠しているかを確認してもらった。
妊娠はしていなかった。
チワックスは痩せすぎ。
ダックスは、かなりのメタボ。
ホッとして連れて帰ると、我が家のコらとも保護犬とも難なく溶け込む。
とにかく２頭とも、人間にべったり。
その夜シャンプーして、ダックスの耳の悪いことに気付く。
ほとんど塞がっていて、腫れ上がって汚い。
ダックスの足裏の毛は、一度も切った事のないのかと思うほどロン毛。
2頭とも爪も伸びている。
取り合えず、自分たちで爪切りと足裏の毛をカット。
次の日に再診。
「コレは、かなり長い間何の治療もされてないね」と先生。
塞がって炎症を起こしているので中の方まではキレイに出来ず
投薬で様子を見る事になった。
ブルブル首を振って、不快だったよね。
耳の後ろをなでると、キャンと声を上げるほどになっているのにね。
そんな日々を３日過ごして、警察からの電話。
「飼い主らしき人物から今電話がかかっています」と
言っておきたい事もあるのでお迎えに来てくださいと伝えてもらった。
折り返し本人から電話が入る。
「仕事をしているので夜にしか行けないんですけど」
話し振りから、お若い印象。
さて、最後の散歩もダックスのえっちらおっちらのスピードで済ませ
お迎えを待つ。
お迎えに来たのは２０代の女の子。
二つのキャリーバッグを抱えてやってきた。
2頭ともすぐに飛んで行くような喜びはない。
反対に私の足元で、まとわり付く２頭。
仕事から帰ったら網戸をぶち破って３頭居なくなっていた。
すぐに探したら１頭だけ帰って来た。
金曜の夜に警察には連絡を入れた。
ダックスは、施設に入ったおばあちゃんの犬。
チワックスは、友人のところで生まれたけど貰い手がなく処分と言うのでもらった。
どちらもこの２ヶ月の間に増えた。
事情があってお父さんは不在で、自分ひとりで世話している。
自分も１２時間働いてい居る。
ダックスの耳の悪い事は知っていたし薬もある。
お父さんが居ないので自転車で病院に連れて行けない。
近所の人に通報され、別のご近所さんに犬パトカーで連れて行かれたでと聞く。
以上の事を聞いて、
気になることが数々。
チワックスは貰い手がなくて処分と言うわりには年齢２歳。
近所の人は、そこの犬だと知っていて連れて行かれるのを見送っている。
かといって、探偵のようなことも出来ない。
名札なり鑑札なり付けておく。
チワックスはダックスの上に乗るので、不妊手術はした方がいい。
ダックスの薬をそのまま渡すので、ちゃんと飲ませて欲しい。
ダックスのためにダイエット食・散歩をして欲しい。
ちゃんと爪切りなどのケアをして欲しい。
大丈夫なの？
この先もお金も手間もかかるけど飼っていけるの？
と聞くしかない。
お父さんの不在で、車に乗れないので登録・病院は行けないと言う。
もうすぐ帰って来るんで、ちゃんとします、とは答えてくれたけど
なんだかなぁー
ただ、犬達があんなに人好きなのは、虐待やら飼育放棄はないのだと思う。
長時間のお留守番でも、きっといっぱい構ってもらっているのだと感じた。
だから、強制的に・・・とは思わなかった。
後日電話してみようと思う。
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