何も無い日。
具合の悪いゆめを迎えて、空けていた週末です。
ぽっかり空いた日だから、ゆめのこと・ワタシの気持ち
記しておこうと思います。

最後の日の朝、ケージの戸口でコッチを見つめるゆめ。
何故だかワタシ戸口を開けてました。
すっと立ち上がって、座るワタシの足の間に歩いて来たゆめ。
少しの間話しかけて、撫でてましたが
どうしようかと足をどけると、またスタスタと歩き出した。
みんなが「何かおいしいものある?」と並ぶキッチンのゲートに
ずんずん直進。
じっと、眺めていたと思ったら振り返る。
みんなの行動を見てたのかな。

しっかりした足取りでUターンして、またスタスタ。

この後、ラグの上で用を足して、ケージの方に戻ろうとしたときには
少し手を貸しましたが、しっかりと歩いてくれました。

そんな目を見張る行動の後は、心の中でドキドキ。
でも本犬は、コッチを見て誇らしそうでした。
朝のトーストの耳、シリンジからの給餌も出来てました。

夕方、又前のめりで何か訴えてくるので、ケージのドアを開けました。

今度は、ハチベのところへ。

ドアじゃなく、横からクンクン。
犬らしい姿を見せてくれました。

ケージじゃなくてみんなの側がいい?
ステキな笑顔を見せてくれたね。
夕方にはバームクーヘンもひとかけらパクッと食べてくれました。
この勇姿を見て「今日はないな」
安心しきってました。

何故だか、りちゃセンセとアレックスはゆめが来てから
ずっとこの場所。何かを感じてナイトになった?
ゆめが歩いたときに、アレックスは踏まれるくらいにね(笑)
今日は大丈夫。
そう思った夜。

ぐったりしていたわけじゃないのに、何故だか涙。
どうして泣くの? のほほんと質問し、カメラに収めたけど
最後の写真になってしまいました。
辛かったのかな、痛かったのかな・・・
老犬で保護したコでも、何年かはお世話が出来ましたが
保護すると決めたコ、保護して直ぐのコを見送ることは
いつもかなり堪えました。
期限があるのはわかっていたこと。
心の隅に準備していたけれど、頑張るゆめの姿に
やっぱり「まだ大丈夫」と油断していました。
ゆめを送って帰り道、
ワタシ、どこに向かって行くんだろう・・・声に出してみると
泣けて来ました。
もちろん、見えないところで名もなく消えていくコらが
たくさん居ることが現実で、自分が出来ることは物凄く小さいわけで。
その小さなものすら守れないのだから、かなりの無力感に襲われます。
何をしてるんだろう・・・ワタシ。
いつまで経っても、この感覚は消えることがありません。
迷ったり、後ろ向きだったり、不甲斐ない保護主ですが
寄り添ってくれる人たちに支えてもらってます。
ゆめに送って下さった言葉の数々は、ゆめの宝ものになりました。
ありがとうございました。
ゆめが亡くなった次の朝には、必要な物はある?とメールをくれて
お昼前に駆けつけてくれたあやひみさん。
ゆめがひとりにならないように、我が家のコらのお散歩を
全部引き受けてくれたアニャさんご主人。
ひとりで居ると、負の要素にのみ込まれそうになりますが
心にそっと寄り添ってもらった気がします。
ありがとう。

ちばわんボランティア一同さまよりお気遣いを頂きました。
ちばわんさんの迅速な対応で、このコらの命は守られ
引き継がせてもらうことができました。
ありがとうございました。

ゆめは、一生懸命頑張ってくれました。
最期まで立派でした。
「ありがとう」と「また会おうね」と送りました。
自分に何が出来た? 出来る事をした?
悔やむ気持ちも、悲しみも、無力感も容赦なく襲ってきます。
でも、この戒めの気持ちがなければ、続けていけないと思ってます。
向かう方向も、見えてきません。
目の前のことにだけ全力なのだと思います。
ただ、今は
悩みながら、不安になりながら、シアワセを見つけていけたらと思います。
ゆめが何を考えたのかは、ワタシにはわかりません。
でも、ゆめが身をもって教えてくれてことは
今後に活かさなければなりません。
それがワタシの責任なのだと思います。
ゆめ、ありがとう。また会おう。
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