犬を知る。人が学ぶ。 
2015/10/28 Wed. 12:11 [edit]

チーム「つぶらや」の朝(笑)
このツーショットは、実に珍しい。
男子には、う゛ーう゛ー言いまくるT・プーフランくんなので
滅多にないのだw
しかし…
見事につぶらだw

昨晩、特大のアレンジが届いた。
久しぶりの来訪、たくさんの勇気を振り絞って来てくれたと思う。
お散歩のお付き合いもしてくれた。
久しぶりに人前で泣いた。
もう十分なんだよ。 アナタの気持ちに心がほぐれたよ。
ありがとう。

先週末、木枯らし1号が吹いたという
なかなか冷たい風の日に、琵琶湖に行きました。
昔、犬と実家の母を連れてキャンプをしたことのある
オートキャンプ場です。
懐かしさを噛みしめつつ、何をしていたかというと…

こんな勉強会に参加していました。
実技訓練ですが、幸いにも今現在Dog's smileには
手強い咬み犬は居ないので、人だけの参加です。

「愛犬救命訓練所」
愛犬を救命します。
その場に飼い主さんと一緒に参加していたシェパード、なかなかの強者で
いい見本を見せてもらう事が出来ました。
基本のしつけの入ったシェパードさんでした。
しかしながら、他犬への反応は、かなり危険な状態。
飼い主が側に居ることで、もっともっとエスカレートしていきます。

もちろん飼い主さんは、何度も身体を張ってコマンド出しています。
コマンドには従いますが、心ここに非ず。
全く声は届きません。
制止出来ないことが、どんなに危険なことか
大きなコの場合、この先の危険が手にとるようにわかります。
「陽性強化トレーニング」の行き詰まりは、素人のワタシにもわかります。
「芸を仕込む」と、「しつけ」は全く別物だと思うのです。
頭を打つ、ケンカする、叱られるなど、社会性に通じるものではなく
ただの餌付けになってしまう気がします。
無視をされることが、矯正になる場合もあるとは思いますが
保護犬たちのように、過去が見えない場合は
余り意味がなかったりします。

残念な事に、アルファー気質、権勢症候群の場合
センターの譲渡基準からは外れてしまいます。
「いやそれでも…」向き合ってみたい気持ちがワタシにあったとしても
Dog's smileの場合、預かり家族ボランティアさんに託すわけですから
責任の意味でも、無理は言えません。
ただ、コレだけペットブームで、そこここに犬が居る時代なので
小型犬であっても、飼い方次第で咬み犬は作り出されていきます。
しつけは継続です。
気まぐれにやることではありません。
咬まれない環境作り、咬まれても引かずに向き合える装備
引き受ける側の知識や経験で、再スタートが切れるように
勉強したいなぁと思い、参加しました。
このトレーナーさん、訓練士としてなかなかの経歴をお持ちですが
全て資格返上されています。
そこに、相当の覚悟が見えます。
そして、見せて頂いた実技の切れや、その瞬間の
犬への気の見せ方に、好感が持てました。
お話も、決して上から目線ではなく、きちんと質問を聞き
相手にわかりやすい説明と、実技を入れながらの指導に
ワタシ的には好感が持てました。
今まで矯正してきた「本気咬み」の犬たちの数がその自信になっているでしょうし
矯正不能数も、きちんと呈示しておられました。
矯正不可能なコは、責任を持って引き取られます。
本気咬みの犬に、本気で向き合うことは
ワタシたちにはなかなか出来ません。
そんなときには、このトレーナーさんの本気に託してみたいと
思わせてくれました。
殺処分ゼロを目指すならば、外部のスペシャリストに託すことも
視野に入れなければいけないのだと思います。

この日、少し熱があって、とんでもないオッサン声になっていたワタシは
質問という声を発することも出来ずに、風の強さに堪え忍んでいたわけですが
それでも行ってよかったと思える勉強会でした。

ふとね、いつぞやのジェシーのことを思い出しました。
救急車からの、リハビリまで経験させてもらったけど
彼との日々は、かなり濃い濃い日々でした。
試行錯誤の中でも、自分がぶれないことが大切で
信頼を勝ち取る、心を通わせる
最終は、そこなんだとワタシは思っています。
犬を擬人化して扱ってはいけません。
犬は、人のような思考回路ではありません。
未熟なリーダーは勉強中。
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category: おでかけ
コメント
chicoさん、体調はいかがですか?
以前、chicoさんを病院送りにしたジェシ男くん…。
そして、小さい身体で(いや、規格外のトイプーですが…(汗))私を病院送りにしたチャロ(苦笑)
みんな何らかのトラウマを持っているのだと思います。
しかし、人と暮らしていくためには噛んではいけないことを理解させるのは大変な事ですよね〜。
あんなに誰彼構わず噛み付いてたのに、最近は「ウーーー!」と唸り「ウワッ‼︎」と飛び付いて手を甘噛みするようになって来ました。
が、油断をすると下剋上を試みてるのか、何かを思い出すのか…マジ噛みになるという(泣)
まだまだチャロに教えられる事が沢山です。
ピンチャ #- | URL
2015/10/28 20:53 | edit
私たちの年齢の風邪は、マジ万病の元なので、ほんとに気をつけましょう。笑
勉強会。
いいな~、行きたかった。仕事やったけど。
もし、次があるなら声かけてくださいませ。
休み取ります!!
「芸」は、「しつけ」じゃない。
ほんとそう。
「お手」はしつけちゃうねんって・・・。
人間のせいで、不幸な犬が増えないように
人間が勉強しないとね。
私も日々勉強ちう。
ばうのん #- | URL
2015/10/31 10:33 | edit
Re: =ばうのんさま=
寝込まなかったよぉー(笑)
勉強会、寒かったけどすごくよかったです。
字で見るではなく、実践を見るのは価値がありました。
これ、日曜日だったんだよぉー
「可哀想~」の優しさが可哀想なコを作り上げるのだと
つくづく感じました。
自分の犬は、自分が身体を張って向き合う。
それは、どんな方法でも愛情が根底になければ
ダメなのですよね。
もっともっと、犬と向き合いたいっておもいましたよン。
*chico* #lMBqkpAs | URL
2015/11/19 16:59 | edit
Re: =ピンチャさま=
今から思うと、ジェシ男に正面切って向き合って居ても
心は何処かに逃げ腰だったかなぁって
ちょっと反省してます。
マジで向き合うって、スゴイパワーが要るんだけど
通じ合ったときの達成感をちゃんと味わいたかったなぁって
今更思ってます。
チャロに、完全防備で向き合ってみたいッ(笑)
*chico* #lMBqkpAs | URL
2015/11/19 17:02 | edit
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